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【代表メッセージ】人が成長するとき ~人はある時期に急激に伸びる時がある~【人間力向上№54】
木の年輪は、ただの模様ではない。 太い年輪もあれば、細い年輪もある。雨が多く栄養豊富な年には大きく成長し、厳しい環境の年にはわずかしか太れない。しかし、そのどちらも木にとっては大切な「成長の記録」だ。 人の成長もこれとよく似ている。順調に伸びる時期もあれば、停滞しているように見える時期もある。だが、どんな時期もその人の内側に確かな変化を刻み込んでいる。 人はある時期に急激に伸びることがある。それは必ずしも若い頃だけではない。 子どもが突然できなかった計算を理解するようになる瞬間もあれば、大人が長年抱えていた課題をふとしたきっかけで乗り越える瞬間もある。 成長のタイミングは年齢に縛られない。むしろ、経験や環境、心の状態が重なったときに、まるで堰を切ったように伸びることがある。 なぜ人は急激に成長する時があるのだろうか。 理由の一つは「蓄積」である。表面上は変化が見えなくても、内側では知識や経験が静かに積み重なっている。木が冬の間にじっと耐え、春に一気に芽吹くように、人もある時期に一気に花開く。努力が報われる瞬間は、突然訪れるように見え

西里喜明
7月27日読了時間: 3分


赤字企業と黒字企業の違いは何か
~魚は頭から腐るというが、組織は経営者の姿勢で変わる~ 同じ業界で、同じような経済環境の中にあっても、着実に利益を積み上げる企業がある一方で、慢性的な赤字から抜け出せない企業もある。その違いは、本当に景気や人手不足だけなのだろうか。 もちろん、外部環境の影響は小さくない。しかし、多くの企業を見てきた経験から感じるのは、企業の命運を分けるのは、経営者の考え方や組織の在り方であるということだ。 「魚は頭から腐る」という言葉がある。組織も同様に、経営者の姿勢や価値観が組織全体に大きな影響を及ぼす。 黒字企業の経営者には、共通して一本の太い軸がある。それが経営理念である。 理念とは単なるスローガンではない。「何のために会社は存在するのか」「誰のために事業を行うのか」という存在意義そのものである。 理念が明確であれば、意思決定に迷いが少なくなる。新規事業への投資、人材採用、設備投資、取引先の選定など、日々の判断に一貫性が生まれる。理念が羅針盤となり、組織全体が同じ方向を向いて進むことができる。 一方で、理念が曖昧な企業は、目先の利益や流行に

西里喜明
7月13日読了時間: 3分


【代表メッセージ】継続する力を磨く ~人格を磨き続けることが人を成長させる~【人間力向上№53】
人は、環境や才能だけで成長するわけではない。 本質的な成長は、日々の小さな行動や選択を積み重ね、人格を磨き続けることによって生まれる。古今東西の偉人たちは、継続的な人格の鍛錬こそが人間を高める最も確実な道であると語ってきた。 孔子は『論語』で「学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや」と述べた。 学び続けることそのものが喜びであり、人を成長させる源泉だという意味である。人格の成長も同じで、瞬間的な努力ではなく、継続によってのみ実現する。 まず、人格を磨くことは判断の質を高める。読書や内省、経験の蓄積は、物事の本質を見抜く力を育てる。 松下幸之助氏は成功の秘訣を問われた際、「素直な心を持ち続けること」と答えた。素直さとは、学び続ける姿勢であり、継続によってしか育たない。人格を磨き続ける人は、感情に流されずに判断でき、長期的な視点を持ち、迷いが減る。これは「知」の力が育った証である。 次に、人格の継続的な鍛錬は信頼を生む。誠実さは一度の行動では伝わらないが、積み重ねることで確かな信頼に変わる。 稲盛和夫氏は、「人間として正しいことを貫き続け

西里喜明
6月22日読了時間: 3分


【代表メッセージ】己を修め、人を治める【人間力向上№52】
古典「大学」には人の上に立つ者の心得として「修己治人」が説かれている。 「己を修め、人を治める」とは、儒学の根本思想であり、指導者や上に立つ者は「まず自分自身の人間性を磨き(修己)、その徳と感化力によって初めて人々を正しく導き治めることができる(治人)」と説く。 現代は知識や情報によって人を指導し、育成しようという状況を見聞きするケースが目につく。特にICTによる情報化の拡充によって企業の人材育成も知識力・技術力をベースとしたものになりつつあり、ICTのソフトプログラムによって知識・技術の向上を図り、もって人材育成に繋げようという企業も増えてきている。 プロ野球界の名将と言われ、数々の名選手を育て、幾度となく日本一・頂点に立った野村克也監督は「人間的成長なくして技術的進歩なし」「野球選手である前に社会人としてしっかりした自分を作れ」「監督の仕事で大事なのは人間教育・社会教育」という名言を残している。 これは、技術は人間としての器の上にしか積みあがらない、人間性が未熟なら技術も伸びない、ということだろう。人間性が未熟な選手は、自身の成績が良

西里喜明
5月25日読了時間: 2分


【代表メッセージ】人材育成の原点は何か【人間力向上No.51】
4月に入り、新社会人、新入社員の研修が行われているころであるが、人材育成はどの組織においても、いつの時代でも重要なテーマである。 人材育成業界においては「人は自ら育つものなのか、周りが育てるものなのか」という永遠のテーマがあり、各講師も一家言持っていると思われるが果たして正解は如何に...といったところである。 「人間学を学ぶ月刊誌『致知』」の5月号に「人を育てる」という特集が掲載されており、二人の偉人の言葉として、次の二点が書かれている。 「太陽の徳、広大なりといえども、芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なきものは仕方なし」 二宮尊徳の言葉である。太陽はあらゆるものを育てようと万遍なく光を注ぐが、自ら芽を出そうとする熱い思い、もっと成長しようという気力のないものはどうしようもない、と尊徳は断じている。 ~中略~ 「之を如何せん、之を如何せんといわざる者は吾之を如何ともするなきのみ」―――もっと成長するにはどうすればよいかと、自分で歯ぎしりをするような思いを持った人間でなければ自分もそういう人を育てることはできない、と孔子はいっている

西里喜明
4月21日読了時間: 3分


【代表メッセージ】経営理念と利益確保の両立【理念経営㊿】
前回の 「経営者は理念の最初の実践者である」 に続いて経営理念の達成と利益確保について述べたい。 私が理念経営の話をすると、時々「それはきれいごとでしょう、きれいごとでは経営はできないよ」という経営者がいる。本当にそうだろうか? 経営理念をどこまで真剣に考え、社員やステークホルダーに提示しているのだろうか? 今更いうまでもなく、経営は社長一人でやっていけるものではない(一人親方や一人社長も経営者だが、ここでは会社組織として経営している企業について述べたい)。 俗に「企業は人なり」という格言がある通り、企業を成長・発展させるには組織にとって必要な人材の確保・育成が重要である。 人材採用時にはベースに経営理念への共鳴・共感を掲げて面接へ臨み、大所高所から応募者の人となりを見定めてほしい。 採用難の折、そのような理想的な人材確保ができるのか、と疑問を抱く経営者もいると思うが、求職者がいないわけでもなし、どのようなメッセージが求職者の琴線が触れるか問題だ。 そこで発信して欲しいのが経営者の想い、つまり「経営理念」である。経営者の志高く強い想いが

西里喜明
4月6日読了時間: 2分


【代表メッセージ】本気の中で人間力は磨かれる【人間力向上㊿】
ある小料理屋のお手洗いに次の書が掲げられていた。 実力の差は努力の差、実績の差は責任感の差、人格の差は苦労の差、判断力の差は情報の差、 真剣だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳ばかり、 本気でするから大抵のことはできる、本気でするから何でも面白い、本気でしているから誰かが助けてくれる オーナーの人間性に触れたような気がし、その店の料理をはじめ、接客・サービスに心が豊かになった。 この言葉は武田信玄のものともいわれるが、時代背景等も考えると社会教育家・後藤静香の詩『本気』が出典ではないかとの説もあるようだ。個人的には両者の想いがまとめられているような気もする。 今回はこの書の背景や真意を考えてみたい。 人が成長し、周囲から信頼され、人生を切り開いていくためには、単なる知識や技術だけでは不十分である。むしろ、日々の生きる姿勢や心の持ち方が、その人の未来を大きく左右すると考える。 日々の努力の積み重ねや、責任感を持って最後までやり遂げる姿勢が、周囲の人から信頼を得るには重要なことだろう。そして最後までやり遂げ

西里喜明
3月23日読了時間: 2分


【代表メッセージ】経営者は理念の「最初の実践者」である【理念経営㊾】
経営理念を組織に浸透させるのに苦労している経営者は多い。それは立派な理念を掲げるだけでは社員は実行できない、行動に移しきれないからである。理念達成のために、経営者がやるべきことは何だろうか。 理念経営において最も重要な事は、 経営者が理念を“体現する”こと である。 理念は言葉として掲げるだけでは力を持たない。理念が組織の文化として根づくためには、まず経営者自身が理念に沿った判断を行い、理念に基づいた行動を取り続ける必要がある。 具体的には、経営活動において、 「判断の一貫性を示す」「言行一致を貫く」「苦しい時ほど理念を優先する覚悟を見せる」という姿勢を示すこと である。 特に「苦しい時ほど理念を優先する覚悟を見せる」は、理念経営の真価が問われる瞬間である。 業績が厳しい時、クレーム対応が難航している時、短期的利益と理念が衝突する時、経営者がどちらを選ぶかによって、社員は理念の“本気度”を判断する。 理念を優先する姿勢を貫くことで、理念は単なるスローガンではなく、組織の“本物の基準”として信頼されるようになる。 また、理念は抽象的な

西里喜明
3月9日読了時間: 3分


【代表メッセージ】夢を夢で終わらせない生き方が人を成長させる【人間力向上㊾】
人間学を学ぶ月刊誌『致知』3月号でフランス料理界の巨匠・坂井宏行氏(83歳)がシャトーラ・パルム・ドドールのオーナーシェフ後藤雅司氏との対談特集「一流への道はかくして拓かれた」の中で、以下のように述べている。 坂井: ~~いつまでにこれを達成するという明確な目標をもって進んでいかないと成長しないですよね。繰り返しになりますけど「夢は見るものではなく、達成するもの」。夢を達成するためには自分を信じて絶対に諦めないことが必要です。 後藤: あと、人との縁や恩を大事にすること。恩を受けた人に直接返すことができなくても恩送りで若いスタッフに返せたらという思いでいつもやっています。やっぱり縁や恩がないと、その先にあるチャンスや運は掴めないと思うんです。 ~ ~ ~ 「千分の一の法則」~~ 例えば、千人が調理師学校を卒業したとするじゃないですか。その中でシェフになれるのは十分の一の百人、そのなかからオーナーシェフになれるのは十人、これで百分の一、そこからムッシュのように成功したといわれる人物になれるのはたった一人、これ

西里喜明
2月24日読了時間: 3分


【代表メッセージ】経営者に求められる高い倫理観【理念経営㊽】
現代社会は価値観が多様化し、企業を取り巻く環境も複雑さを増している。その中で、経営者には従来以上に高度な判断力と、社会に対する強い責任意識が求められている。特に中小企業は地域経済と市民生活を支える重要な存在であり、その経営活動は持続可能でなければならない。 ここで鍵となるのが、 経営者の高い倫理観 であると考える。 短期的な利益追求は、現状の経営環境においては一見すると経営を安定・維持させるための有効な手段に見える。しかし、利益確保のための過度なコスト削減や無理な労働負荷は、労働環境改悪や従業員の疲弊を招き、結果として企業の長期的な成長を阻害する要因となる可能性がある。 物価高騰、人件費上昇、人手不足といった難題に直面する今こそ、短期的利益確保策を講じながらも、長期的視点に立ち、企業の社会的責任を考慮しながら、持続可能性を高める経営戦略と併せて倫理的判断が不可欠である。 倫理観に基づく経営とは、単なる利益創出にとどまらず、社会との調和と貢献を重視する姿勢である。 コストカット中心の経営から脱却し、付加価値創造を軸にした戦略へ転換

西里喜明
2月9日読了時間: 3分


【代表メッセージ】主体的な生き方が人間力を磨く ~与えられた条件を超えて、自分の人生を生きる ~【人間力向上㊽】
「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える」 この言葉は、故:小渕恵三元首相が好んで使った言葉として知られる、生き方に対する名言である。 生まれ持った変えられない境遇(宿命)は受け入れ、自らの行動と選択で道(運命)を切り開き、人生の役割や目的(使命)に情熱を注いで生きるという、力強い人生哲学や決意表明であり、与えられた条件の中で主体的に生きる姿勢を示している。 人は誰しも、生まれた瞬間から「宿命」を背負っている。家族関係、育った環境、身体的特徴、才能の初期値など、それらは自ら選ぶことができない「与えられた条件」である。 しかし、宿命とは決して人生を縛る鎖ではない。むしろ、そこにこそ人間力を磨くための素材が詰まっているといえる。自分に与えられた宿命をどう受け止め、どう意味づけるかによって、その後の人生の質は大きく変わる。 宿命を受け止めた人は、そこから自分の人生を歩み始めることができる。 「運命」について重要なのは、「運命は変えられない」「仕方がない」という先入観にとらわれず、自らの運命を切り開き、主体的に人生を生きようとする強い

西里喜明
1月26日読了時間: 2分


【代表メッセージ】経営者の品格向上が社会・企業社会を良くする【理念経営㊼】
新年にあたり、 「経営の初心」 について考えてみたい。 その出発点は「何のために経営するのか」という問いではないだろうか。 経営者自身の夢の実現、周囲の人々を豊かに・幸せにすること、社会課題の解決による社会貢献、人類の進歩への寄与、地球環境の保全など、経営者はそれぞれの想いで事業を始め、あるいは承継していく。 そうした想いが経営理念として形づくられ、言語化・明文化され、社会や組織に示される。そして、その理念達成に向けて経営活動が推進されていくのである。 企業が10年、30年、50年、100年と 事業を継続することで歴史が紡がれ、良い組織文化が醸成され、事業成果を通じて社会が成長・発展していく。これこそが、望ましい伝統的企業の姿であろう。 そのような社会に称賛される企業活動がある反面、目を覆いたくなるような、あるいは不信感を抱かせる企業活動が存在するのも現実である。こうした反面教師的な社会の実相を正しい方向へ導くために、何が求められているのだろうか。 社会に受け入れられる経営理念を掲げ、その実現に向けた人材を育成し、社会の成長・発展に

西里喜明
1月13日読了時間: 2分


2026年 新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。 今年は、「穏やかな年明けになった」と喜んでいたのも束の間で、1月3日に米国による南米ベネズエラへの攻撃で世界を不安にしてしまう事件が起きてしまいました。日本からは遠い国の話ではありますが、大勢の人が犠牲になっており、早期の平和的解決を望むばかりです。 さて、今年の干支は「午年」ということで、 うまは、古くから 「躍動」「成功」「勝負運」 を象徴する干支 として知られています。 さらに、2026年は60年に一度巡ってくる丙午(ひのえうま)の年。 火の性質を持つ「丙」と、行動力を象徴する「午」が重なることで、情熱や勢いが高まり、太陽のようなエネルギーに満ち溢れた一年になる と言われています。 日本経済は政治の混乱や、円安・物価高、人手不足をはじめ、更に世界経済の不安定さの中にありますが、経営者の強い革新意欲・リーダーシップのもとに経営イノベーションを図り、持続的発展をしていけるようにしたいものです。そのためにも新しい経営を求め、推進することで、「躍動」「成功」を勝ち取っていきましょう。 経営においてイノベ

西里喜明
1月5日読了時間: 2分


【代表メッセージ】人間力向上に求められるもの【人間力向上㊼】
2025年最後の投稿にあたって、「人間力向上」の本質について考えてみたい。 人間力とは 「人として、信頼できるか、尊敬できるか」 ということが基本だろうと思う。 信頼できる人材・尊敬できる人材とは、当たり前のことが当たり前にできることをはじめ、自己管理をしっかりして感情や行動をコントロールする力を持ち、他者への思いやりと謙虚さを兼ね備えている人材ではないだろうか。 自己管理をしっかり行うためには、自己の強みや弱みを把握して「どんな人間になりたいか」という意識を明確に持ち、主体性を持った行動を継続して積み重ねることが何より重要だ。 それは特別な才能ではなく、日々の習慣と意識の積み重ねによって生まれてくるものであろう。 例えば、新入社員研修で必ず指導項目としてあげられることがある。それは 「約束を守る」 ということである。幼いころから言われ続けてきたこの言葉を社会人になって改めて指摘・指導されることの重要性をどの程度、意識しているだろうか。「当たり前ではないか」で終わらせていないか。 約束を守る人は、他者から信用され、信頼される。約束を守る

西里喜明
2025年12月22日読了時間: 2分


【代表メッセージ】経営理念を正しく実践すれば顧客を裏切ることはない【理念経営㊻】
今年最後の投稿で「経営理念」について改めて考えたい。 2025年も企業不祥事が相次ぎ、信頼度を落とした企業がいくつもある。 大手金融業で元行員が貸金庫から10数億窃盗し、金融機関の管理体制に関する不信感を募らせた事件。通販サイトで中国産を国内産と誤表示し、消費者庁から措置命令を出され、景品表示法違反で信用失墜した事件。卵偽装販売で流通大手の売り場から卵を撤去され、その後も誠実な対応が見られず、取扱業者や消費者を憤らせている事件、等。 このように、昨今も上げればきりがないほど顧客を裏切っている事例がある。 なぜ、このようなことが起きるのか。 顧客への裏切り行為は経営理念の不在や形骸化と深く結びついているといえる。 経営理念が実際の意思決定や行動に浸透していない企業では短期的利益を優先し顧客に対し誠実さを欠く行為が起こりやすくなる。 上述の「卵偽装販売」の事例においては、新聞記事によると「健康なニワトリから良い卵が産まれる、という理念でストレスを与えず自由に動けるよう地面に放して飼育する平飼いを始めた。平飼いだけでなく、餌に乳酸菌な

西里喜明
2025年12月8日読了時間: 2分


【代表メッセージ】成功を目指すより成長を目指す人になれ【人間力向上㊻】
致知12月号にアサヒグループホールディングス会長:小路明善氏と王将フードサービス社長:渡邊直人氏の対談「節を超え、人も会社も成長する」が掲載されている。 小路:私は、ビジネスパーソンに不可欠なのは人物・力量・実績だとよく言っていますが、 要となるのは人から信頼を得られる人物だということです。さらにこの人物は、「人 格・人情・人生」の三つの要素で成り立っています。秀でた能力は欠かせない反面、 悩める部下の気持ちに寄り添う度量の広さがあるか。こうした人としての在り方を磨 き上げていく事が非常に重要だと思います。そのために、成功より自分自身の成長を 追求してきたという自負があります。 ~~ 渡邊:まさに。私が小路会長から最初に学んだのは、成長に重きを置く生き方でした。社員 に「努力したら必ず報われますか」と良く聞かれるんです。努力したから成功すると は限らないし、大半は失敗に終わります。しかし、努力をすれば確実に成長すること ができる。 ~~ 大成する人や会社はエゴがないですよね。エゴが

西里喜明
2025年11月24日読了時間: 3分


【代表メッセージ】人間の本質を経営に活かす【理念経営㊺】
先日、大阪で「ジャパネットたかた」の創業者・高田明氏の講演会を聴く機会を得た。「夢を持ち続け日々精進」と題した講演で、「今、この時を大切に生き続ける事が、将来の自分自身をつくる土台になる。過去や将来にとらわれすぎて、今を疎かにすると、些末なことや抽象的な事象にとらわれて自分自身の本質を磨くことができなくなってしまう」という言葉が心に残っている。 高田氏は常に「今」を大切にし、日々精進してきたという。その結果、消費者の心を捉えた氏のメッセージは茶の間の生活者に届き、日本有数の会社へと成長を遂げたことは周知の事実である。 ただやみくもに頑張るのではなく、夢を持ち続けて、少しでもその夢に近づくために日々精進した、という高田氏の言葉には説得力があった。 また、講演の中で 「人は人の為に働いてこそ、人である」 という松下幸之助氏の言葉を紹介して、「人間の本質は利他性にある: 人は他者の為に尽くすことで、自らの価値を発揮し、社会に貢献できる 」といい、自身も出身地の長崎県佐世保市を中心に地域社会の成長・発展に貢献していく事を生き甲斐としているそうだ。.

西里喜明
2025年11月4日読了時間: 2分


【代表メッセージ】名刀も研がずば錆びてしまう、日ごろからの研鑽が大事【人間力向上㊺】
今から数十年前の話になるが、私が大学生のころ恩師から次のような激励ともいえぬ言葉をいただいた。 「名刀も研がずば錆びてしまい、いざという時に使いものにならなくなる。ナマクラでも平静から常に手入れしておけば、それなりに使えるようになる。君たちは幸か不幸か、凡人に生まれ、少なくともエリートとは言えない。であれば、常日頃から自分自身を磨いて少しでも使えるような人間になって欲しい」 その時は「何という励まし方だろう」と思っていた(真実を言っただけで、励ます意図はなかったかもわからない)が、今こうして60数年の人生を歩んできて、経営コンサルタントとして、ひと様の会社経営の支援・アドバイスを職業としている事は、当時の恩師の言葉を自分なりにしっかり受け止めて少しでも実践してきたからではないだろうか、と自分自身に少しは納得している。 (数年前に恩師にそのことを言ったら、そうだっけ?としらを切られたが・・・) 私は常日頃から若い人たちに、こんなことを言っている。 「20代はいろんな事を経験して、視野を広めたらいい。失敗もたくさん経験して何が大事かというこ

西里喜明
2025年10月20日読了時間: 2分


【代表メッセージ】経営者の社会性と覚悟 ~逆境に耐えうる精神力と成長意欲~【理念経営㊹】
前回、長寿企業(百年企業)を目指すうえで何が必要かを述べた。 人間学を学ぶ月刊誌『致知10月号』の「四書五経の名言に学ぶ」連載第38回で東洋思想研究家:田口佳史氏は次のように述べている。 「天の将(まさ)に大任を是(こ)の人に降(くだ)さんとするや、必ず先(ま)づ其(そ...

CSDコンサルタンツ
2025年10月6日読了時間: 2分


【代表メッセージ】成長の原点【人間力向上㊹】
東京世界陸上が開催され、人々に感動の嵐を巻き起こしている。 なかでも激戦の男子・女子100M予選・決勝戦や、男子マラソンで過酷な42.195kmを走り切って同タイムゴールインという大会史上初のシーンなどは、筋書きのないドラマとして観戦者(TV観戦者も含む)に感動を与えてい...

西里喜明
2025年9月16日読了時間: 2分
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