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【代表メッセージ】人間の本質を経営に活かす【理念経営㊺】

  • 執筆者の写真: 西里喜明
    西里喜明
  • 11月4日
  • 読了時間: 2分

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 先日、大阪で「ジャパネットたかた」の創業者・高田明氏の講演会を聴く機会を得た。「夢を持ち続け日々精進」と題した講演で、「今、この時を大切に生き続ける事が、将来の自分自身をつくる土台になる。過去や将来にとらわれすぎて、今を疎かにすると、些末なことや抽象的な事象にとらわれて自分自身の本質を磨くことができなくなってしまう」という言葉が心に残っている。


 高田氏は常に「今」を大切にし、日々精進してきたという。その結果、消費者の心を捉えた氏のメッセージは茶の間の生活者に届き、日本有数の会社へと成長を遂げたことは周知の事実である。


 ただやみくもに頑張るのではなく、夢を持ち続けて、少しでもその夢に近づくために日々精進した、という高田氏の言葉には説得力があった。


 また、講演の中で「人は人の為に働いてこそ、人である」という松下幸之助氏の言葉を紹介して、「人間の本質は利他性にある:人は他者の為に尽くすことで、自らの価値を発揮し、社会に貢献できる」といい、自身も出身地の長崎県佐世保市を中心に地域社会の成長・発展に貢献していく事を生き甲斐としているそうだ。


 企業活動においても「人材育成」に力を入れ、「人は人の為に働いてこそ、人である」ということを真剣に考え、実践する社員を育てることで、社会に必要とされる企業になるのではないだろうか。


 自分自身の為、自社の為に働くことも重要で、大切ではある。しかし生き甲斐や自身の存在意義を考えると、人間の本質といわれる「利他性」にも真剣に取り組むことで、更なる高みを目指し、人間味のある豊かな人生を送ることできるのではないかと思う。


 企業経営を考えた場合、そのような理念のもとに人材育成に日々取り組むことによって自律(立)した社員、自律(立)した会社となり、社会に受け入れられ、社会にとってなくてはならない会社に育つのではないだろうか。

 

 社員が育つことによって、会社は育つ。その逆はあまり期待できない(良い会社に入ることによって育っていく社員もいるだろうが、良い会社に育てたのはどのような人かを考えると真実は見えてくる)。


 人の為に働く社員を育てる前に、人の為に働く経営者になろう。

 

 

株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明


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