【代表メッセージ】謙虚さがもたらす人間的魅力【人間力向上㊶】
- 西里喜明

- 6月23日
- 読了時間: 2分
更新日:7月7日

「満は損を招き、謙は益を受く。これ乃(すなわ)ち天道なり」という言葉がある。
満は損を招き:自ら満足して驕り高ぶる者は損を招く。
謙は益を受く;自ら謙虚にへりくだる者は益を受ける。
これ乃ち天道なり:これこそが天の道理である。
満ち足りて尊大になると失うものがある、ということのようである。
古代中国の『書経』に由来するこの教えは、現代社会においても私達の人間的魅力を高め、成長へと導く重要な指針といえる。
私の周囲でも、成功を収めた人の多くが、謙虚な姿勢を持ち続けることでさらなる飛躍を遂げている。
謙虚な人は他者との信頼関係を築きやすく、周囲からの支持を得やすい。一方で、傲慢な態度は人を遠ざけ孤立を招くことがよく見受けられる。
近頃は某国大統領の傲慢な態度が特に気になるところである。自国ファーストで孤立して他国との信頼関係を失い、世界の分断を招くことがないよう祈るばかりである。
前出の格言においては「これ乃ち天道なり」という一説もまた重要であると感じる。時節を見極め、適切な行動をとることの重要性を述べているからである。積極的に前進すべき時と慎重に身を引くべき時があり、そのタイミングを冷静に判断する大局観を持つことが大切であろう。
さらに、人間的魅力を高めて成長するには、社会の動きや課題を正しく捉え、社会に貢献する意識も不可欠だ。「昨日より今日、今日より明日、明日より明後日」と、常に高みを目指して取り組むこと。その姿勢にこそ、謙虚さに裏打ちされた、深みある人間的魅力がにじみ出てくるのだと思う。
是非、常に謙虚に、より高みを目指し、志を高く持って活動を続けよう。
株式会社CSDコンサルタンツ
代表取締役 西里 喜明



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