top of page

【代表メッセージ】永続企業を目指す経営【理念経営㉞】

  • 執筆者の写真: 西里喜明
    西里喜明
  • 2024年12月9日
  • 読了時間: 2分

 今年も年の瀬・師走を迎え、経営者の皆様は来年の自社の経営についていろいろ考えを巡らせているであろうが、経営において最も大事なことは「永続企業」をつくることではないだろうか。


 コロナ禍を乗り越えたものの、人手不足、人件費高騰、エネルギー高騰、物価上昇等々、経営環境は厳しさを増すばかりであり、今こそ「真の経営力」を発揮して経営を継続していくことが求められる。


 一時期「企業の30年説」が説かれ、創業後30年で潰れる企業が大半だといわれていた。30年で潰れる企業と百年以上続く企業の違いは何だろうか。


 ダーウィンは進化論で「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは変化できる者である」と言っている。

 経営も同じで、大きい会社や時代の先端を走っている会社が生き残るのではなく、経営環境の変化に上手く対応していける会社が生き残るといえるだろう。


 私は30数年前に、ある老舗企業(江戸時代から続いているという東京・日本橋のお茶屋)の代表にきいたことがある。

 「当社は江戸時代から続いているが「お茶の文化」を継承するという社是(理念)のもとに何代にもわたって継続している。お茶の飲み方は時代とともに大きく変化してきている。一気に変化するのではなく、時とともに少しずつ変化し、明治、大正、昭和とその時代の社会構造によって変化してきた。今、残っている「お茶屋」はその時代、時代でお客様のニーズに応えながらお茶の提供の仕方を少しずつ変化させて生き残ってきた。一時代の成功に胡坐をかくことなく、社会の変化、消費者ニーズの変化を注意深く観察し、その一歩先を歩み、消費者に提案・提供してきたから生き残ることができたと思っている。」


 時代の変化を先取りして積極的に対応し、組織活性化を図り、技術開発・商品開発を繰り返してサービスの提供を行う。

 そしてそれを担う人材の確保・育成が、生き残る企業・永続企業の必須条件といえるのではないだろか。



株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明



Comments


bn_keiei.jpg
KK_Yuryo2025_Logo_Chu_color_yoko.jpg

​株式会社CSDコンサルタンツ Tel: 098-878-7020 Fax: 098-878-7021

Copyrights © CSD Consultants,Inc.All Rights Reserved

bottom of page