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【代表メッセージ】成長の原点【人間力向上㊹】

  • 執筆者の写真: 西里喜明
    西里喜明
  • 9月16日
  • 読了時間: 2分

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 東京世界陸上が開催され、人々に感動の嵐を巻き起こしている。

 なかでも激戦の男子・女子100M予選・決勝戦や、男子マラソンで過酷な42.195kmを走り切って同タイムゴールインという大会史上初のシーンなどは、筋書きのないドラマとして観戦者(TV観戦者も含む)に感動を与えている。日本人選手も最後まで走り切り、ゴール後の疲れ切った心身で沿道の応援者への感謝、これまで支えてくださった人々への感謝の気持ちを、インタビューで述べていた。


 人間は体力・知力の限界に達したとき、他者との出会いと支えに感謝の気持ちを抱く。そして自分自身を信頼して最後までやり遂げることが重要だと改めて考えさせられる。真摯さ、謙虚さ、感謝の気持ちを持つことは人間成長の大事な栄養源といえる。


 人間学を学ぶ月刊誌『致知』2025年10月号の特集「出逢いが運命を変える」のかがみ文に次の文が紹介されている。

 江戸幕府において徳川家の剣術指南役を務めた「柳生家」の家訓

 「小才は縁に出会って縁に気付かず。中才は縁に気づいて縁を生かさず。大才は袖すり合った縁を生かす」

 小才や中才が家を継いだら家をつぶしてしまう。袖すり合った縁を生かす大才に家を継がせよという戒めのために、柳生家はこの家訓を遺したという。

 本誌が多くの人との出逢いを通じて気づいたことがある。それはあらゆる出逢いはその人のレベル以上の出逢いはない、ということである。どんな素晴らしい人と出会っても、どんな素晴らしい言葉と出会っても、自分のレベルが低かったらその出逢いを生かせないということである。


 教育学者・森信三氏は次のように言っている。

 「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」。

 それに気づくか(感じるか)どうかは、その人のレベル次第という事だろうか。

 

 大才になるためには、常に人との出会いを真摯に受け止め、その人の「人となり」を見極める心眼を磨き続け、感謝する心を育てる事が大切だと感じる。そうすることで人との「縁」というものが生かされることになるのではないか。


 自分自身の幸せのためにも「良き出逢い」や人との巡り合いの縁に感謝する心を育み、人間としてさらに大きく成長したいものである。



株式会社CSDコンサルタンツ

代表取締役 西里 喜明

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