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【代表メッセージ】人が成長するとき ~人はある時期に急激に伸びる時がある~【人間力向上№54】
木の年輪は、ただの模様ではない。 太い年輪もあれば、細い年輪もある。雨が多く栄養豊富な年には大きく成長し、厳しい環境の年にはわずかしか太れない。しかし、そのどちらも木にとっては大切な「成長の記録」だ。 人の成長もこれとよく似ている。順調に伸びる時期もあれば、停滞しているように見える時期もある。だが、どんな時期もその人の内側に確かな変化を刻み込んでいる。 人はある時期に急激に伸びることがある。それは必ずしも若い頃だけではない。 子どもが突然できなかった計算を理解するようになる瞬間もあれば、大人が長年抱えていた課題をふとしたきっかけで乗り越える瞬間もある。 成長のタイミングは年齢に縛られない。むしろ、経験や環境、心の状態が重なったときに、まるで堰を切ったように伸びることがある。 なぜ人は急激に成長する時があるのだろうか。 理由の一つは「蓄積」である。表面上は変化が見えなくても、内側では知識や経験が静かに積み重なっている。木が冬の間にじっと耐え、春に一気に芽吹くように、人もある時期に一気に花開く。努力が報われる瞬間は、突然訪れるように見え

西里喜明
7月27日読了時間: 3分


【代表メッセージ】己を修め、人を治める【人間力向上№52】
古典「大学」には人の上に立つ者の心得として「修己治人」が説かれている。 「己を修め、人を治める」とは、儒学の根本思想であり、指導者や上に立つ者は「まず自分自身の人間性を磨き(修己)、その徳と感化力によって初めて人々を正しく導き治めることができる(治人)」と説く。 現代は知識や情報によって人を指導し、育成しようという状況を見聞きするケースが目につく。特にICTによる情報化の拡充によって企業の人材育成も知識力・技術力をベースとしたものになりつつあり、ICTのソフトプログラムによって知識・技術の向上を図り、もって人材育成に繋げようという企業も増えてきている。 プロ野球界の名将と言われ、数々の名選手を育て、幾度となく日本一・頂点に立った野村克也監督は「人間的成長なくして技術的進歩なし」「野球選手である前に社会人としてしっかりした自分を作れ」「監督の仕事で大事なのは人間教育・社会教育」という名言を残している。 これは、技術は人間としての器の上にしか積みあがらない、人間性が未熟なら技術も伸びない、ということだろう。人間性が未熟な選手は、自身の成績が良

西里喜明
5月25日読了時間: 2分


【代表メッセージ】人材育成の原点は何か【人間力向上No.51】
4月に入り、新社会人、新入社員の研修が行われているころであるが、人材育成はどの組織においても、いつの時代でも重要なテーマである。 人材育成業界においては「人は自ら育つものなのか、周りが育てるものなのか」という永遠のテーマがあり、各講師も一家言持っていると思われるが果たして正解は如何に...といったところである。 「人間学を学ぶ月刊誌『致知』」の5月号に「人を育てる」という特集が掲載されており、二人の偉人の言葉として、次の二点が書かれている。 「太陽の徳、広大なりといえども、芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なきものは仕方なし」 二宮尊徳の言葉である。太陽はあらゆるものを育てようと万遍なく光を注ぐが、自ら芽を出そうとする熱い思い、もっと成長しようという気力のないものはどうしようもない、と尊徳は断じている。 ~中略~ 「之を如何せん、之を如何せんといわざる者は吾之を如何ともするなきのみ」―――もっと成長するにはどうすればよいかと、自分で歯ぎしりをするような思いを持った人間でなければ自分もそういう人を育てることはできない、と孔子はいっている

西里喜明
4月21日読了時間: 3分


【代表メッセージ】本気の中で人間力は磨かれる【人間力向上㊿】
ある小料理屋のお手洗いに次の書が掲げられていた。 実力の差は努力の差、実績の差は責任感の差、人格の差は苦労の差、判断力の差は情報の差、 真剣だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳ばかり、 本気でするから大抵のことはできる、本気でするから何でも面白い、本気でしているから誰かが助けてくれる オーナーの人間性に触れたような気がし、その店の料理をはじめ、接客・サービスに心が豊かになった。 この言葉は武田信玄のものともいわれるが、時代背景等も考えると社会教育家・後藤静香の詩『本気』が出典ではないかとの説もあるようだ。個人的には両者の想いがまとめられているような気もする。 今回はこの書の背景や真意を考えてみたい。 人が成長し、周囲から信頼され、人生を切り開いていくためには、単なる知識や技術だけでは不十分である。むしろ、日々の生きる姿勢や心の持ち方が、その人の未来を大きく左右すると考える。 日々の努力の積み重ねや、責任感を持って最後までやり遂げる姿勢が、周囲の人から信頼を得るには重要なことだろう。そして最後までやり遂げ

西里喜明
3月23日読了時間: 2分


【代表メッセージ】夢を夢で終わらせない生き方が人を成長させる【人間力向上㊾】
人間学を学ぶ月刊誌『致知』3月号でフランス料理界の巨匠・坂井宏行氏(83歳)がシャトーラ・パルム・ドドールのオーナーシェフ後藤雅司氏との対談特集「一流への道はかくして拓かれた」の中で、以下のように述べている。 坂井: ~~いつまでにこれを達成するという明確な目標をもって進んでいかないと成長しないですよね。繰り返しになりますけど「夢は見るものではなく、達成するもの」。夢を達成するためには自分を信じて絶対に諦めないことが必要です。 後藤: あと、人との縁や恩を大事にすること。恩を受けた人に直接返すことができなくても恩送りで若いスタッフに返せたらという思いでいつもやっています。やっぱり縁や恩がないと、その先にあるチャンスや運は掴めないと思うんです。 ~ ~ ~ 「千分の一の法則」~~ 例えば、千人が調理師学校を卒業したとするじゃないですか。その中でシェフになれるのは十分の一の百人、そのなかからオーナーシェフになれるのは十人、これで百分の一、そこからムッシュのように成功したといわれる人物になれるのはたった一人、これ

西里喜明
2月24日読了時間: 3分


【代表メッセージ】主体的な生き方が人間力を磨く ~与えられた条件を超えて、自分の人生を生きる ~【人間力向上㊽】
「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える」 この言葉は、故:小渕恵三元首相が好んで使った言葉として知られる、生き方に対する名言である。 生まれ持った変えられない境遇(宿命)は受け入れ、自らの行動と選択で道(運命)を切り開き、人生の役割や目的(使命)に情熱を注いで生きるという、力強い人生哲学や決意表明であり、与えられた条件の中で主体的に生きる姿勢を示している。 人は誰しも、生まれた瞬間から「宿命」を背負っている。家族関係、育った環境、身体的特徴、才能の初期値など、それらは自ら選ぶことができない「与えられた条件」である。 しかし、宿命とは決して人生を縛る鎖ではない。むしろ、そこにこそ人間力を磨くための素材が詰まっているといえる。自分に与えられた宿命をどう受け止め、どう意味づけるかによって、その後の人生の質は大きく変わる。 宿命を受け止めた人は、そこから自分の人生を歩み始めることができる。 「運命」について重要なのは、「運命は変えられない」「仕方がない」という先入観にとらわれず、自らの運命を切り開き、主体的に人生を生きようとする強い

西里喜明
1月26日読了時間: 2分


【代表メッセージ】人間力向上に求められるもの【人間力向上㊼】
2025年最後の投稿にあたって、「人間力向上」の本質について考えてみたい。 人間力とは 「人として、信頼できるか、尊敬できるか」 ということが基本だろうと思う。 信頼できる人材・尊敬できる人材とは、当たり前のことが当たり前にできることをはじめ、自己管理をしっかりして感情や行動をコントロールする力を持ち、他者への思いやりと謙虚さを兼ね備えている人材ではないだろうか。 自己管理をしっかり行うためには、自己の強みや弱みを把握して「どんな人間になりたいか」という意識を明確に持ち、主体性を持った行動を継続して積み重ねることが何より重要だ。 それは特別な才能ではなく、日々の習慣と意識の積み重ねによって生まれてくるものであろう。 例えば、新入社員研修で必ず指導項目としてあげられることがある。それは 「約束を守る」 ということである。幼いころから言われ続けてきたこの言葉を社会人になって改めて指摘・指導されることの重要性をどの程度、意識しているだろうか。「当たり前ではないか」で終わらせていないか。 約束を守る人は、他者から信用され、信頼される。約束を守る

西里喜明
2025年12月22日読了時間: 2分


【代表メッセージ】成功を目指すより成長を目指す人になれ【人間力向上㊻】
致知12月号にアサヒグループホールディングス会長:小路明善氏と王将フードサービス社長:渡邊直人氏の対談「節を超え、人も会社も成長する」が掲載されている。 小路:私は、ビジネスパーソンに不可欠なのは人物・力量・実績だとよく言っていますが、 要となるのは人から信頼を得られる人物だということです。さらにこの人物は、「人 格・人情・人生」の三つの要素で成り立っています。秀でた能力は欠かせない反面、 悩める部下の気持ちに寄り添う度量の広さがあるか。こうした人としての在り方を磨 き上げていく事が非常に重要だと思います。そのために、成功より自分自身の成長を 追求してきたという自負があります。 ~~ 渡邊:まさに。私が小路会長から最初に学んだのは、成長に重きを置く生き方でした。社員 に「努力したら必ず報われますか」と良く聞かれるんです。努力したから成功すると は限らないし、大半は失敗に終わります。しかし、努力をすれば確実に成長すること ができる。 ~~ 大成する人や会社はエゴがないですよね。エゴが

西里喜明
2025年11月24日読了時間: 3分


【代表メッセージ】名刀も研がずば錆びてしまう、日ごろからの研鑽が大事【人間力向上㊺】
今から数十年前の話になるが、私が大学生のころ恩師から次のような激励ともいえぬ言葉をいただいた。 「名刀も研がずば錆びてしまい、いざという時に使いものにならなくなる。ナマクラでも平静から常に手入れしておけば、それなりに使えるようになる。君たちは幸か不幸か、凡人に生まれ、少なくともエリートとは言えない。であれば、常日頃から自分自身を磨いて少しでも使えるような人間になって欲しい」 その時は「何という励まし方だろう」と思っていた(真実を言っただけで、励ます意図はなかったかもわからない)が、今こうして60数年の人生を歩んできて、経営コンサルタントとして、ひと様の会社経営の支援・アドバイスを職業としている事は、当時の恩師の言葉を自分なりにしっかり受け止めて少しでも実践してきたからではないだろうか、と自分自身に少しは納得している。 (数年前に恩師にそのことを言ったら、そうだっけ?としらを切られたが・・・) 私は常日頃から若い人たちに、こんなことを言っている。 「20代はいろんな事を経験して、視野を広めたらいい。失敗もたくさん経験して何が大事かというこ

西里喜明
2025年10月20日読了時間: 2分


【代表メッセージ】成長の原点【人間力向上㊹】
東京世界陸上が開催され、人々に感動の嵐を巻き起こしている。 なかでも激戦の男子・女子100M予選・決勝戦や、男子マラソンで過酷な42.195kmを走り切って同タイムゴールインという大会史上初のシーンなどは、筋書きのないドラマとして観戦者(TV観戦者も含む)に感動を与えてい...

西里喜明
2025年9月16日読了時間: 2分


【代表メッセージ】人間の成長には何が必要か【人間力向上㊸】
「企業は人なり」の言葉に共感し、人材育成に真摯に取り組むも手応えを感じられない現実に頭を悩ませる経営者は多いことだろう。 現代の若手の育成について、仕事が 「きつくても、ゆるくても辞める。褒めても不十分…ではどうする?」というキャッチコピーで売り出しているビジネス書...

西里喜明
2025年8月18日読了時間: 2分


【代表メッセージ】言葉の意味するものと、人の真心【人間力向上㊷】
真夏の決戦・参議院選挙が終わった。結果の賛否は別として、選挙の度に展開される「言葉遊び」についての違和感を示しておきたいと思う。 選挙公約や演説の中に、「国民の生活を守る」「国民の安全を守る」というような言葉がよく使われるが、その国民とは誰を指すのだろうか。自分の支持者だ...

西里喜明
2025年7月22日読了時間: 2分


【代表メッセージ】謙虚さがもたらす人間的魅力【人間力向上㊶】
「満は損を招き、謙は益を受く。これ乃(すなわ)ち天道なり」という言葉がある。 満は損を招き:自ら満足して驕り高ぶる者は損を招く。 謙は益を受く;自ら謙虚にへりくだる者は益を受ける。 これ乃ち天道なり:これこそが天の道理である。 ...

西里喜明
2025年6月23日読了時間: 2分


【代表メッセージ】役割と影響力にふさわしい言動をしよう【人間力向上㊵】
「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩(さと)る」という言葉がある。 君子 (徳のある人物)は、道義や正義を基準に考え、行動する。 小人 (徳のない人物)は、自らの利益を優先し、損得勘定で判断する。 概ねこのような意味である。...

西里喜明
2025年5月26日読了時間: 2分


【代表メッセージ】全ての人間に平等な資源「時間」を活かそう【人間力向上㊴】
内閣総理大臣にも大企業の社長や中小企業の社員にも、一般市民にも神父にも囚人にも一日は24 時間である。これは変わらぬ真理だ。 しかしながら、それぞれの時間の使い方は大分違うだろう。立場が違うから時間の使い方が違うのか?もしかしたら時間の使い方によってそれぞれの立場ができた...

西里喜明
2025年4月21日読了時間: 2分


【代表メッセージ】成長の原動力「感動する心」をどう育てるか【人間力向上㊳】
人間が成長するための原動力となる経験はその人が持つ特徴や条件、環境下によりさまざまだ。 いくつか例を挙げると次のようなものだろう。 1.感動する事象を経験した時(心の豊かさが成長につながる人) 2.失敗経験を活かした時(反省を成長に活かせる人)...

西里喜明
2025年3月24日読了時間: 2分


【代表メッセージ】リーダーの条件【人間力向上㊲】
故・堺屋太一氏はドトールコーヒー名誉会長(創業者)鳥羽博道氏に次の四つの言葉を色紙に書いて贈ってきたという。 「稚夢」: 幼い子供のような夢を見る 「気魄」: その夢に対して気魄をもって追いかける 「人才」: 人の才能、アイディア 「仏心」 (※ 下線...

西里喜明
2025年2月25日読了時間: 2分


【代表メッセージ】三つのやる気が人を成長させる【人間力向上㊱】
人が目標を達成するためには、何が重要だろうか。 故・稲盛和夫氏は、 人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 によって決まると言っており、その中でも「考え方」が大事だと強調している。 確かに、マイナスの考え方(ネガティブ思考)では良い結果は期待しづらく、プラス...

西里喜明
2025年1月20日読了時間: 2分


【代表メッセージ】PDCAで自己研磨を実践・継続しよう【人間力向上㉟】
早いもので今年も残すところ、あと数日となった。今年の反省や来年の抱負等、いろいろと思いを巡らせている人も多いことだろう。 私は、自分自身の人生のPDCAサイクルをきちんと回すことによって実りある人生を送れると考えている。...

西里喜明
2024年12月23日読了時間: 2分


【代表メッセージ】心は熱く(Hot Heart)、頭脳は冷静に(Cool Head)【人間力向上㉞】
「心の熱い人」がいる。情熱的で、話についつい引き込まれてしまうような、ある種の魅力を感じる人である。しかし、話を詰めていくと計画・中身が雑で、先行きに不安を感じる事がある。 一方で、論理的で内容・数字のつじつまがしっかり合っていて、なるほど!と頷ける精緻な計画を打ち立てる...

西里喜明
2024年11月25日読了時間: 2分
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